髪質改善で髪は痛む?その原因と、失敗しないためにできること

最近よく目にする髪質改善という言葉。
今やどんなサロンに行っても髪質改善メニューが用意されていますよね。
「髪質改善ケアをしてもらえば、髪が生まれ変わりそう!」
「やればやるほど効果が出そう!」
と思いがち。
しかし、髪質改善をすると髪が傷むとも聞いたことありませんか?
実際のところ、どっちが正しいのでしょうか。
ここではそんな疑問を解決しちゃいます!
Contents
髪質改善で痛むことはある?
「髪質改善は傷むの?」という疑問については、傷む髪質改善と、傷まない髪質改善があるというのが答えです。
サロンや美容師さんによって髪質改善の言葉の意味に多少違いがあります。
実は、髪質改善にはちゃんとした定義が無いのです。
なので、サロンによって髪質改善のメニューが異なりますし、美容師さんによって使用する薬剤が違うんですね。
では、美容師さんの言う「髪質改善」とは一般的にどういう意味なのでしょうか。
髪質改善と聞くと、
「生まれつきの癖っ毛がサラサラストレートになった!」
「カラーリングで太くてゴワついてしまった髪が柔らかい猫っ毛になった!」
というように、髪質がまるで全くの別物になるかのようなイメージを持たれることが多いです。
しかし、本来の意味とは残念ながら、生まれ持った髪質が変わるわけでも、一度傷んでしまった髪を元に戻すことでもないのです。
髪質改善とは、「今ある髪の状態を調整しつつ、ナチュラルな状態にすること」なのです。
その上で、
- 髪の毛を綺麗にみせる
- まとまりのある髪の毛にする
- 傷みにくい髪の毛にする
のどこに重していくかを判断し、施術内容や使用する溶剤を決定していくのです。
髪質改善で傷んでしまう原因
サロンでいくら髪質改善をしてもらってところで、数日経てばやっぱり傷みが目立ってきてしまうと、「傷まないように髪質改善をしたはずなのに、どうして傷むの?」と疑問に思いますよね。
その原因は主に
- 髪質改善という名の縮毛矯正
- 過度なサロントリートメント
- サロンケアに任せっぱなし
だからかもしれません。
詳しく見ていきましょう!
①髪質改善という名の縮毛矯正
縮毛矯正=髪を傷ませるというイメージが直結してしまいがち。
これを払拭するために髪質改善という言葉に変えているサロンもあります。
縮毛矯正は、サロンケアの中でも1位2位を争うほど髪へのダメージが大きいと言われています。
施術としては、
- 薬剤で癖のある髪の毛の結合をほどく
- ストレートアイロンで髪を真っ直ぐに癖付け
- 癖付けした髪の毛を薬剤で酸化させ、ヘアスタイルを定着
一度縮毛矯正をかけた場所はずっとストレートを保ちます。
なので癖の強い髪質の方にとっては、見た目も整いまとめやすくなるのでとても満足のいく仕上がりになるケアです。
しかし、髪質改善と謳っているばかりに、短いスパンで何度も掛けてしまう方も少なく無いのです。
繰り返しかけることによる髪の傷みはどうなることか…少し想像すればわかりますよね。
②過度なサロントリートメント
サロンに行ったら、
「かなり傷んでいるので髪質改善トリートメントをした方がいいですね〜」
と言われ、毎回なんとなく追加してもらうこと、ありませんか?
その髪質改善トリートメントが単なるヘアトリートメントだった場合、実は髪に多大なるダメージを与えてしまっているんです!
トリートメントとは、髪をコーティングしてくれるもの。
一見「髪がサラサラになった!」と思うのですが、一時的に見た目や手触りを良くしているだけなんです。
更に言うと、傷んでいる髪に上から強力なトリートメントをしてしまうと、元々の傷みを加速させてしまう恐れがあります。
そして、毎日のシャンプーでトリートメントが剥がれ落ちた時には、「髪質改善トリートメントをしたのに前より傷んでいる、またトリートメントしてもらわなきゃ…」と髪を傷める負のループに陥ってしまいます。
せっかく髪質改善をしに来ているのに、過度なトリートメントで髪を傷めていては元も子もありませんよね。
③サロンケアに任せっぱなし
髪質改善=サロンケアと認識されている方もいらっしゃると思います。
しかし髪質改善は、サロンケア後のホームケアによって左右されると言っても過言ではありません。
サロンでは髪に優しい薬剤や施術をして傷みにくくしてくれています。
でも、やってもらったらそれっきりで自分で何もケアしなければ、効果は続きません。
むしろ日頃のシャンプーやドライヤーのやり方が傷ませている原因にもなってしまうのです。
髪質改善で失敗しないためには?
ここまで言うと、「髪質改善って髪が傷むからやらない方がいいのかな」と思ってしまうかもしれません。
しかしそうではないのです!
髪質改善においての認識を改めておけば、上手に髪質改善をすることができます。
それでは、髪質改善で失敗しないためにはどうすれば良いのでしょうか。
それはズバリ、以下の3つです!
- 美容師さんにケア内容を確認する
- 髪質に合ったホームケアアイテムを知る
- 正しいホームケアの知識を身につける
一つずつご説明します。
①美容師さんにケア内容を確認する
サロンでは美容師さんが自分の髪質に合わせて、施術や薬剤を決めてくれます。
しかし、自分の髪に対してどんなケアをしてくれているか、ちゃんと意識したことがありますか?
先ほども書いた通り、髪質改善というメニューではあるものの単なる縮毛矯正だったり、トリートメントだったりすることもあるかもしれません。
髪質改善メニューだからと毎回縮毛矯正を掛けていては、もちろん髪も傷みますよね。
また、毎回担当してくれる方だったらある程度髪質を理解してくれているかもしれませんが、初めてのサロンではあなたに関する前情報がほぼありません。
お互いの認識のズレを生じさせず、自分の髪を傷ませないためにも、施術前に美容師さんとしっかり確認をしましょう。
②髪質に合ったホームケアアイテムを知る
ネットで見つけた情報や美容雑誌だけを頼りにケアを進めていくのは避けましょう。
一人ひとり髪質や傷み具合は異なります。
ネットで見つけたケア方法が必ずしも自分の髪質に当てはまるとは限りません。
自分の髪質に合わないケアを続けてしまうと、髪を傷める原因にもつながってしまいます。
まずは美容師さんに自分の髪質がどんなタイプなのかを聞いて把握するところから始めてみましょう。
そして、それに合ったシャンプーやトリートメント、ヘアオイルはどんなものなのかを聞いて試してみましょう。
一番身近にいるプロを信頼してアドバイスを求めるのも、髪を傷ませないための方法です。
③正しいホームケアの知識を身につける
自分の髪質に合うシャンプーやトリートメントがわかっただけで髪が傷まない、なんてことはありません。
何故なら、髪の洗い方やブラッシング、ドライヤーなどのやり方が間違っていると、余計髪を傷ませてしまうからです!
例えば、シャンプーのやり方一つとってもその工程は多くあります。
- 粗めのコームでブラッシング
- 予洗いでしっかり濯ぐ
- 指の腹で頭皮全体をシャンプーする
- シャンプー時間よりも長く念入りに洗い流す
- 髪を絞り水気をとってからトリートメントへ
正しい知識を身につけて継続すれば、サロンケアしてもらった綺麗な髪が長くキープでき、髪質改善にも効果が期待できます。
まとめ
髪質改善で失敗しないためには、今ある髪の状態を調整しつつ、ナチュラルな状態にすること理解し、以下の3つを意識しましょう。
- サロンの「髪質改善トリートメント」の内容を知る
- プロに自分の髪質についてアドバイスをもらう
- 正しいホームケアを身につけ、継続する
髪質改善をしたからといって100%髪質が変わる・傷みが改善すると言うことはありません。
ですが、ホームケアを見直すことにより良質な髪の毛を生やし、生えてきた髪に対して適切なサロンケアをしてもらえば髪質改善は必ずできます。
まずは、信頼できる美容師さんに気軽に相談することから始めてみましょう!
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