寝癖が付きにくくなる髪質改善方法は寝る前の〇〇がポイント!

「せっかく寝る前にドライヤーで癖を戻したのに、朝寝癖が付いててガッカリした」
「毎朝寝癖を直す時間が長くて、鬱陶しい」
会社や学校、友達と会う時などはしっかりヘアセットをして行きたいもの。
でも、寝る前にちゃんとヘアケアしたはずなのに、朝起きたら寝癖で髪があちこちにはねていると気分も下がりますよね。
「もしかして、私の髪質だと寝癖が付きやすいのかな」
「なるべく寝癖が付かないようにする方法はないの?」
実は寝癖の原因で最も多いのは、寝る前の地肌に問題があるからです!
今日は寝癖が付きやすくなってしまう理由と、寝癖を付きにくくするためのちょっとした工夫をお伝えします。
女性だけでなく、寝癖に悩む男性も必見ですよ!
Contents
寝癖の付きやすさは髪質で変わる?
毎朝ひどい寝癖で悩まされている方は多いでしょう。
実は、寝癖って髪質によって付きやすさが異なるのです!
寝癖が最も付きやすいのは、剛毛で髪の毛が多く、癖っ毛な人。
理由は髪の太さと毛髪の多さに関係があります。
髪の太さを決めるは、髪のキューティクルとコルテックス。
よく海苔巻きで例えられますが、キューティクルは髪の一番外側にあります。
形はお魚のウロコのような形をしていて、海苔巻きでいう海苔の部分です。
髪が受ける外部の刺激から守る役割があります。
そして、その内側のお米の部分がコルテックス。髪の約9割がコルテックスです。
このキューティクルの枚数や厚さ、コルテックスの密度によって髪の太さが変わります。
髪が太い方はキューティクルやコルテックスが平均より多く、密度が高い状態。
1本1本がコシのある強い髪質で、髪を乾かすのに時間が掛かります。
毛量も多いので髪の生えている毛根部分や毛根のある地肌は、手でかき分けないとしっかり乾かせません。
髪の乾かしが甘いと、寝ている間に本来の癖が出たり、布団と擦れて寝癖となってしまうのです。
剛毛で毛量の多い癖っ毛さんは、一度寝癖がついてしまうと戻すのも大変ですよね。
一方で、猫っ毛で髪が柔らかい方は、十分に髪を乾かせていればそれほど寝癖が付かない傾向にあります。
しかし、刺激に弱く、髪が布団や枕と擦れることによって跡が付きやすいでしょう。
寝癖はどんな時に付いてしまうのか
「寝癖がなければもう少し長く寝れたのに」
「遅刻した日に限って寝癖で髪が爆発している」
その日の寝癖具合によって、気分も左右されてしまいますよね。
なぜ、毎日寝癖がついてしまうのでしょう。
そこには、
- 髪に水分が残ったまま寝る
- 寝相が悪い
- 寝汗で髪が湿っている
こんなことが原因として考えられます。
詳しく見ていきましょう。
髪に水分が残ったまま寝る
髪に寝癖が付く一番の原因は、髪の水分量。
髪を乾かさずに寝ると、次の日頭皮が引っ張られて痛く感じるほどの寝癖が付くこと、ありませんか?
実は、湿った状態の髪が乾く瞬間に髪の形が決まるんです。
なので、夜に一生懸命髪を洗ってトリートメントをしても、しっかり乾かせていないと寝癖になります。
「ちゃんとドライヤーで乾かしているのに寝癖が付く!」という方。
地肌までしっかり乾かせていますか?
地肌が湿ったまま寝ると、寝ている間に枕と面している髪の根元部分が乱れやすく、寝癖が付きやすいのです。
ロングヘアーや毛量の多い方は、「もう乾いたかな?」と思っていても、実際は地肌まで乾いていなかったなんてことがよくあります。
湿った髪や地肌をそのままにすると、摩擦による髪のダメージを受けやすくなります。
また、菌が繁殖しやすく頭皮環境が悪化するので、しっかり地肌まで乾かしましょう。
寝相が悪い
朝起きた時、眠っている間に布団を蹴飛ばしていたり、枕が全然違う位置にあったりする方。
頭頂部が布団や枕に挟まれることで髪が圧迫され、髪同士の摩擦で寝癖付いているかもしれません。
寝相の悪さは寝癖と比例しています。
とはいえ、寝ている時に意識的に寝相を直すのは不可能なこと。
実は、寝相の悪さはストレスや睡眠環境で変わるのです。
寝る1時間前までには湯船に浸って体を癒し、ストレスを緩和することで快適な睡眠が取れます。
また、布団の硬さや枕の高さ、シーツの素材などを自分に合ったものにしましょう。
体に適していないと寝ている間にストレスを感じ、寝返りが多くなります。
寝相の悪さを改善すれば、寝癖が付きにくくなるだけでなく、体や髪自体の健康をキープできます。
良質な睡眠を取るためにも、睡眠環境を見直してみましょう。
寝汗で髪が湿っている
「クーラーを付けながら寝るのは体によくないから消して寝ている」というそこのあなた!
寝癖は、睡眠中の寝汗でもできてしまうのです。
髪の形は髪内部にある水素結合によって決まります。
髪が湿っていると髪内部の結合が緩み、どんな形にもなります。
逆に髪が乾いていると髪内部の結合が強まり、形を作るんです。
湿気のある梅雨の時期に髪の毛がうねるのも、この水素結合が関係しています。
お風呂上がりにしっかり髪の毛を乾かしていても、寝汗をかくと髪は湿りますよね。
すると、元々癖っ毛の方は根元の癖が戻り、寝癖となるのです。
夏の暑い時期にクーラーを我慢すると、寝ている間に熱中症になることもあります。
適切な温度調整をして、寝汗をかきすぎないよう注意しましょう。
男性も必見!毎朝の寝癖直しを短縮する寝癖改善方法
寝癖を抑えるためには、夜寝る前のひと工夫をしたヘアケアや、美容室で髪自体を見直してもらう方法があります。
もちろん、女性だけではなく、寝癖が酷くて悩んでいる男性にも効果アリ!
その方法は、
- 寝る前に地肌まで乾かす
- 帽子をかぶって寝る
- 髪質改善で寝癖を付きにくくする
です。
早速今日の夜から実践して、次の日の寝癖の様子を見てみてくださいね!
寝る前に地肌まで乾かす
寝癖の大敵は湿った髪と地肌。
ドライヤーを当てるときは、まず乾きにくい地肌から当てることが大切です。
ドライヤーのポイントを抑えて、少しでも寝癖を抑えましょう。
- 頭頂部の髪をすくいあげてブロッキングする
- ブロッキングしていない部分の地肌を乾かす
- 8割ほど乾いたら、ブロッキングした髪をほどく
- 頭頂部の地肌を乾かす
- 全体が乾いてきたら冷風を当てる
最初に地肌を乾かせば、毛先の髪はドライヤーを当てなくても自然に乾きます。
また、ドライヤーの温風で髪が温まると、髪は熱を冷ますために空気中の水分を取り込もうとするのです。
なので、最後に冷風を当てて、水分を取り込み、髪内部の結合を緩ませることを防ぎます。
帽子をかぶって寝る
寝ている間、帽子を被って寝れば、髪同士の摩擦を抑えられます。
また、髪がシーツや枕に挟まらず、圧迫されなくなるのです。
帽子がなければ、パーカーのフードや三角巾を被ることでも同じ効果が得られます。
髪の毛がほどよくホールドされるため、ハネや広がりを抑えて寝癖がつきにくくなるのです。
帽子の中でも、ニット帽は髪型がつぶれやすく、静電気も起こりやすいので控えた方が良いでしょう。
また、ロングヘアーの方におすすめなのはナイトキャップ。
特にシルクのものは髪の摩擦が起こりにくく、癖毛だけでなく切れ毛も予防します。
髪のダメージを軽減し、髪の毛の過度な乾燥から守ってくれる夜の必須アイテムです。
もし無ければ緩めのゴムで軽く結ぶのも良いですね。
髪質改善で寝癖を付きにくくする
「元々癖が強いせいで、朝寝癖を直すにも時間がかかって面倒臭い!」
こんな方は、一度美容室で髪質改善をしてもらうのも良いでしょう。
もちろん、髪質改善をすれば100%寝癖が付かなくなる!というわけではありません。
というのも、髪質改善は縮毛矯正のように髪の形を真っ直ぐにするケアではないからです。
髪質改善は、ダメージでボロボロになってしまった髪内部に、栄養を入れて長時間留まらせてくれます。
髪内部の密度を高めて、まとまりやツヤが出るのです。
髪質改善をすれば、髪の手触りを柔らかくして癖毛やうねりを抑えられるので、朝の寝癖直しの時間がぐっと短縮できます。
よく、カットで毛量を減らせば寝癖がつきにくくなると勘違いされる方がいます。
ですが、剛毛さんは毛量を減らしてしまうと、余計に寝癖が付きやすくなることも。
長年寝癖に悩まれているのであれば、一度サロンに任せて髪の内側からケアするのもおすすめです。
まとめ
寝癖は毎日のことではありますが、だからこそ寝癖を直す時間を短くしたいもの。
あらゆる方法の中からあなたの髪質に一番合う方法を見つけてみてください。
また、寝癖のこともプロの美容師さんに聞けば、気軽にヘアケアのアドバイスをしてくれます。
長年寝癖に悩んでいるのなら、一度信頼できる美容師さんに相談してみるのおすすめです。