くせ毛は髪質改善でキレイになれる?暮らしでできる方法とプロが勧めるヘアエステを紹介
くせ毛でお悩みのあなたへ。
- 髪が思うようにまとまらない
- すぐに髪がボワッと広がる
- アイロンやコテでがんばっても、すぐに崩れる
- アイドルみたいに動いても崩れない前髪になりたい
- 髪がうねうねチリチリになってきたのでショック
こんなことを鏡の前で考えたこと、あると思います。
そして、この状態を何とかしたいなと思いますよね。
今回は、あなたのそんな悩みを改善する方法について、イーズヘアーの現役美容師がご紹介していきます。
Contents
1: くせ毛の種類と原因を知ろう
くせ毛でお悩みのあなたに、まずは知っておいていただきたいことがあります。それは、くせ毛にも「種類」があるということです。
(1)くせ毛には種類があります
- うねうねくせ毛(波状毛)
ロングヘアーにするとわかりやすいですね。波打つようにうねうねとウェーブが出る状態です。かるいウェーブなら「パーマ」のようにも見えますが、やっぱり思いどおりのヘアアレンジはしづらいので困ります。
- ねじれくせ毛(捻転毛)
常にぐるぐると捻れているくせ毛ではなく、ところどころ捻れているくせ毛です。
髪と髪がこすれることが多いので、髪の表面が摩擦で傷つきやすくなります。
- 縮れがちなくせ毛(縮毛)
くせが強いケースです。チリチリに見えるので、本人さんとしては思うようなヘアスタイルになりづらいため、大変困った状態を経験されていると思います。
どのくせ毛も、髪に多かれ少なかれ捻れがありますので、直毛よりも広がりが出てしまいやすいです。
また、先ほども少しふれましたが、髪同士が擦れやすいため摩擦がおきて、髪の表面を覆っているキューティクルが剥がれる原因になりやすい傾向にあります。
もともとくせ毛でツヤが出にくい上に、キューティクルが剥がれてしまうと、髪の内部にあるタンパク質や水分が不足してしまい、潤いのある髪質を維持することが難しくなります。
これは肌荒れの状態と同じですね。いくら肌の表面をケアしても、肌の内側の栄養分や水分が不足していると、カサカサした状態になってしまうのと同じ理屈なんです。
では、このような困った「くせ毛」の原因には、どのようなことがあるのでしょう。
(2)くせ毛の原因は一つじゃない
くせ毛の原因は一つではありません。
- 遺伝的影響
生まれつき「くせ毛」の方も多いです。ただ、くせの強さは人によって様々なので、自分では遺伝と考えていない人もいらっしゃいます。
これまでいろいろと試したけれど効果が実感できないという方は、身内の方の髪質を観察してみてください。部分的にでも強いくせ毛をお持ちかもしれません。
- 髪の毛のダメージ
カラーやパーマを行うことで「おしゃれ」になれます。そのため繰り返してしまうのですが、どちらも髪の毛のことを考えると良いこととは言いにくいです(美容師が言うなという話ですが)。
髪の毛には表面にキューティクルがありまして、キューティクルの内側にコルテックスという部分があります。この部分に髪に必要な栄養分や水分があるのですが、カラーやパーマを行うときには薬剤によって
「キューティクルを無理に開きます」
そして、
「開いたキューティクルから内部へ薬剤を浸透させます」
はい、イメージいただけるとわかりますが、髪にとっては強い負担です。
そのためイーズヘアーの場合ですと、キューティクルやコルテックスへの負担を最小限にする薬剤を選んだり、カラーやパーマをした後は、髪の負担を軽くするトリートメントなどをさせていただいています。
でも、こういった負担の少ない薬剤ではなく、ケアもそこそこな状態でカラーやパーマを繰り返すと、髪の毛が受ける負担が大きくなりダメージヘアになってしまうのです。
ダメージヘアになるとキューティクルが剥がれていますので、内側にあるはずの髪の栄養分や水分が流出。髪が内側からカラカラな状態になりますので、お肌のトラブルと同じようにカサカサになってしまうわけです。
そして、カサカサになった髪の毛は「うねり」が出やすくなり、くせ毛になってしまうことがほとんどなのです。
- 毛穴や頭皮のトラブル
毛穴や頭皮が十分に洗えていないと、毛穴が詰まって「毛穴の丸」が崩れてしまうこともあります。
そうすると、新しく生えてくる髪がまっすぐ生えられないので、うねうねしてしまい「くせ毛」になることもあります。
- 加齢による影響
女性に多いですが、年齢とともにホルモンバランスが変化するため、くせ毛になる方もいらっしゃいます。
毛穴の形が円形を維持できなくなってきたり、髪に必要な栄養分や水分が不足しがちになったりしている方もいらっしゃいます。
どちらかと言えば、髪の内側(カラダ)が原因となって、くせ毛になってしまっていると言えます。
2: くせ毛を改善する方法
くせ毛を改善する方法には、次のようなポイントがあります。
2.1: くせ毛がおちつきやすいシャンプーの選び方
シャンプー選びでくせ毛を落ち着かせることもできます。
ただ、ここでのポイントは、自分のくせ毛がどの種類なのかを知っておくことです。
そして、くせ毛の種類にあったシャンプーを選ばないと、いくら高価なシャンプーや芸能人が「いいよ」と言っているシャンプーを購入しても効果を期待することはできません。
まずは遺伝的なくせ毛なのかどうか。遺伝的でない場合は、美容院で髪の状態を診断してもらいましょう。
2.2: シャンプーの方法も見直そう
シャンプーをするときの方法も見直しましょう。
ゴシゴシと強い力で、頭にシャンプーをつけてこすっていないでしょうか。これはNGです。
まずは、ぬるめのお湯で髪についた汚れをしっかり洗い流しましょう。
そのあと、シャンプーを手のひらにとって十分に泡立て、泡を頭につけてさらに泡立てます。
最後は、シャンプーが髪や頭皮に残らないよう、十分に洗い流しましょう。
2.3: 頭皮の状態も大切です
頭皮の状態は毛穴にも影響しますので、ケアすることが大切です。
シャンプーのときに、頭皮マッサージなどを行い、血行を促進しておくのもおすすめです。
2.4: 髪にやさしいドライヤーの使い方
髪を乾かすときドライヤーを使うと思います。ドライヤーは正しく使うと、髪への負担を少なくすることができます。
まずドライヤーで乾かすときには、温風で乾かしますが80%くらいまで乾かすようにしましょう。
また、ドライヤーの風は、後ろから前へ、根元から毛先へあてるのがポイントです。
最後は冷風で髪がうけた熱をとってあげると、髪の負担がかなり軽減されますので、水分も不足しにくくなり「くせ毛」予防にも役立ちます。
3: くせ毛がキレイになる髪質改善とは
髪質改善によって「くせ毛」がキレイなるという話をお聞きになったことがあると思います。
これ、確かに「本当」ではありますが、すべてのくせ毛の方に有効なわけではありません。
(1)髪質改善でキレイになりやすい人
- 生まれつきのくせ毛ではなく、ダメージが進んでいる人
- くせが弱い人
- 加齢によって「くせ毛」になってきた人
(2)髪質改善でキレイになりづらい人
- 生まれつきのくせ毛で「くせが強い」人
- ダメージがかなり進行している人
(1)の方の場合、イーズヘアーでは「ヘアエステ」を行うことで、髪の内部から改善しますので、かなり落ち着きのある髪になれるでしょう。
(2)の方の場合、ヘアエステも髪には良い効果をもたらしますが、簡単にくせ毛をまっすぐにすることは難しいため、最初はカットしながら傷んだ髪を減らしつつ、必要であれば縮毛矯正やストレートパーマなども併用して、少しずつ改善していくことが必要になります。
4: まとめ
くせ毛の種類や原因、改善方法についてお話しました。また、髪質改善で効果を感じやすい人、少しずつ効果を感じていただける人の違いについてもお伝えいたしました。
このように「くせ毛」は、種類や原因がいろいろとありますので、一概に「ヘアエステで全部解決」とは言えません(言っているサロンもありますが)。
まずは、あなたが信頼し通っておられる美容院で相談し、くせ毛の種類や原因を見つけましょう。
そこから、どうするのかを決めていただければ、あなたも納得した状態で、毎日のケアも含めて「髪質改善」を続けることができると思います。