髪質改善後は髪を巻けないってホント?巻き髪を楽しむためのヘアケアポイントをご紹介
髪質改善でキレイなストレートヘアになれたら、ヘアアレンジもどんどん楽しくなりますよね。
しかし、「髪質改善のあとは髪を巻いてもすぐ戻ってしまう」「髪質改善後にコテを使うのは、髪が傷むから巻けない」と思っていませんか?
もちろん、コテやアイロンを使えば多少は髪に負担がかかります。
でも、髪質改善後にあることを気をつければ、巻き髪も十分楽しめちゃうんです。
今回は髪質改善後に髪を巻くことはできるのか、巻けるとしたらいつからがいいのかというあなたの疑問にお答えします。
また、髪質改善後にコテやアイロンを使って髪を巻くときの注意点もたっぷりご紹介!
ストレートヘアだけでなく、気分によってヘアスタイルを変えたい方は必見です。
Contents
髪質改善をしたら髪がうまく巻けないのはウソ!
髪質改善をすると、髪が真っ直ぐになりすぎて「コテやアイロンで髪を上手に巻けなくなるのかな?」と不安になりますよね。
実は、あることに注意すれば、髪質改善の効果落とすことなく、キレイに巻くことができるんです!
髪質改善は、本来の髪質や傷みによってまとまりにくい髪の見た目や手触りを自然に見えるように整えていくケア。
髪に必要な栄養をプラスしてハリやコシを出すので、髪質改善後の髪はむしろとっても巻きやすくなるのです。
しかし、髪質改善後に髪を巻く時はいくつか注意点があります。
ポイントを抑えて、キレイな髪でヘアスタイルを楽しんじゃいましょう!
髪質改善後の髪はいつから巻くことが出来る?
髪質改善後、髪を巻くことは可能です。
とはいえ、「髪質改善かけた後ならいつからでも巻いて良いの?」と疑問に思いますよね。
結論を言うと、髪質改善の施術から1週間〜10日間ほど間隔を開ければ問題ないでしょう。
髪質改善後は、髪内部がとってもデリケートな状態。
コテやアイロンのような熱の刺激に弱く、傷みやすいです。
髪質改善後に美容師さんから「今日はお風呂に入らないでくださいね」と言われたことはないですか?
実はアレ、髪質改善で髪内部に入れた保湿成分や栄養がまだ髪に定着していないから、刺激を与えないでくださいねと言う意味。
シャワーの水やシャンプーの洗浄成分などの小さい刺激でも、ダメージとなります。
通常、髪質改善後のシャワーは約24〜48時間後から可能です。
ただ、少しでも保湿成分や栄養が定着していないまま巻くと、必要な潤いまで蒸発してしまいます。
なので、念のため1週間〜10日間は開けた方が安心です。
また、「毎日毛先を巻きたい」「日によって毛先の形を変えたい」という方は、毛先の髪質改善をしないこともできます。
必ずどのようなヘアスタイルにしたいか美容師さんに相談して、プロのアドバイスを聞いてみましょう。
髪質改善後にコテやアイロンで髪を巻くときの注意点
髪質改善後に髪を巻いてもいいはいえ、せっかくキレイに整えた髪の毛を再び傷ませたくないですよね。
100%傷ませないで髪を巻く方法というのは、残念ながら存在しません。
ですが、
- 髪を傷めない温度調整
- 髪を濡らしたまま巻かない
- 巻く前にスタイリング剤を付けない
この3点を守ことができれば、髪質改善の効果を活かしつつ、巻き髪も楽しめますよ!
詳しく見ていきましょう。
髪を傷めない温度調整
髪をコテやアイロンで巻く時、高すぎる温度では健康な髪もすぐに傷みます。
髪を巻くのに適した温度は150℃前後です。
タンパク質は熱を与えると固まる性質。
タンパク質の豊富な卵が、熱を加えるとゆで卵になるのと同じ原理です。
そして、髪の約80%はタンパク質でできています。
卵と同じように、髪は約130℃ほどの熱を与えると固まり始めるのです。
もちろんコテやアイロンの温度が低いほど髪のダメージを抑えられます。
しかし、130℃では髪の形が付きにくいです。
低すぎる温度では、同じ部分に何度も熱を通さないといけなくなり、余計に傷みます。
大体150℃くらいで短時間で巻けば髪の傷みを抑えられるでしょう。
髪を濡らしたまま巻かない
髪が水で濡れている状態のままコテやヘアアイロンで巻くと、髪を刺激から守るキューティクルが傷付き、剥がれることも。
キューティクルは髪の表面にあります。
普段は髪内部を刺激から守るために閉じていますが、水に濡れると開きます。
乾いた状態の髪の毛にアイロンを当てると、キューティクルが閉じていて髪を守るので、表面が少し傷む程度。
ですが、髪が濡れたまま巻くと、キューティクルの開いた部分から髪内部の水分やタンパク質が外へ流れ出るのです。
また、湿った髪の毛にコテやアイロンを当てた時、ジュッと音がした経験、ありませんか?
実はこれ、髪の表面の水分と髪の内部にある水分を、一気に蒸発しているんです。
これが起きると髪の毛の細胞が破壊され、チリチリに焦げてしまいます。
水で濡れたまま髪を巻くのは計り知れないリスクを伴うので、髪質改善の前後にかかわらず、絶対にやってはいけません。
巻く前にスタイリング剤を付けない
「髪はコテやアイロンの熱で傷みやすいから、その前にヘアオイルやスタイリング剤を付けて髪を守っている」という方。
髪をいたわる気持ちは大切ですが、そのやり方は逆に髪を傷めているかも。
理由は、ヘアオイルやスタイリング剤を付けると、髪内部の水分の蒸発が完全に出来なくなるからです。
一見、水分の蒸発を防ぐのは髪に良い気がしますよね。
確かにお肌の場合、化粧水で潤いを与えた後に乳液でフタをします。
同じように髪にヘアオイル やスタイリング剤を付けた場合、髪表面は油分でフタをした状態。
でも、髪内部の水分を適度に蒸発させないと、うまくカールが作れません。
フタをすることで熱のダメージを軽減しそうですが、逆に髪内部の水分の蒸発をさえぎるのです。
その結果、コテやアイロンで髪を巻こうとしても、うまく形が作れなくなります。
すると、温度を高くしたり、何度も同じ部分に当てたりして、髪を傷ませるのです。
スタイリング剤を使用するのであれば、髪を巻いた後にしましょう。
髪を巻いた日に必ずやるべきヘアケアとは?
髪の毛は熱を与えると、どうしても傷みが伴うもの。
だからこそ、髪を巻いたヘアスタイルを楽しんだ日は、髪をいたわることが大切です。
髪を巻いた時のダメージは、その日のうちにケアしてあげましょう。
髪を巻いた日には、
- シャンプー前の十分な予洗い
- 毛先にたっぷりトリートメントを浸透させる
- 入浴後にすぐヘアオイルを付ける
この3つを意識すれば、髪質改善で髪内部に入れた潤いや栄養をキープしつつ、髪のダメージを抑えられます。
1つずつ解説しますね!
シャンプー前の十分な予洗い
髪を巻いた後にスタイリング剤を付けると、カールの形をキープしてくれます。
しかし、スタイリング剤は保湿成分である油分が少量含まれていることがあるんです。
スタイリング剤を付けた後の髪を触ると、少しペタペタしますよね。
そのペタペタした部分に、空気中の汚れやホコリが付着しやすくなることも。
そのため、シャンプーで髪の毛を洗う前に、髪に付いた汚れをある程度落とす必要があります。
実は、髪の汚れはシャンプーで髪を洗うよりも、予洗いで約8割の汚れを落とせるのです。
残りの2割を落とすためにシャンプーをするので、あまりゴシゴシ洗わなくても十分汚れは落とせます。
逆にシャンプーで必要以上に髪を洗うと、シャンプーの洗浄成分で髪質改善で入れた保湿成分や栄養が取り除かれる恐れも。
髪を巻いた日は、最低約2〜3分の予洗いがおすすめです。
毛先にたっぷりトリートメントを浸透させる
髪を巻く時、毛先だけは巻かないという方はきっと少ないですよね。
多くの方が、毛先をコテアイロンで巻いています。
髪を巻く方にして欲しいのは、毛先にトリートメントをたっぷり浸透させること。
毛先は髪の毛の中で最も長生きしている部分。
健康な髪の根元は、キューティクルが髪を刺激から守ります。
しかし、毛先はあらゆる刺激で、キューティクルが剥がれているのです。
特に髪を巻く方は熱ダメージを髪に与えているので、キューティクルを傷つけています。
すると、髪質改善でせっかく入れた栄養も、傷ついた部分からどんどん流出する恐れが!
毛先が傷んでいる場合、トリートメントを毛先に置くように付け、5〜10分ほど浸透させると良いでしょう。
失われた水分や栄養を補給することで、ツヤや潤いを与えます。
入浴後にすぐヘアオイルを付ける
髪は巻くと潤いが減り、傷みます。
さらに入浴後の髪はキューティクルが開き、刺激に弱い状態。
必ず入浴後のアウトバスアイテムで、髪内部の水分や栄養が奪われないよう、フタをしましょう。
髪を巻いた日は、いつも以上に保湿ケアを心がけること!
髪の根元部分は健康な状態なので、頭皮の皮脂で十分に保湿出来ます。
上手にヘアオイルを活用すると、髪質改善の効果をキープしながら巻髪を楽しめます!
ヘアオイルを付けるポイント
- 毛先にオイルをたっぷり揉み込む
- 耳元まで少しずつオイルを広げる
- 手に残ったオイルを髪の表面に付ける
まとめ
髪質改善後でも、髪のダメージを抑えるためのポイントさえ掴めば、巻くことはできます!
しかし、髪質改善は美容室によってケア方法が変わってくるので、心配な方は事前に相談することが大事。
髪質改善で整えた髪を、日々のヘアケアでキープしつつ様々なヘアスタイルを楽しんじゃいましょう。