髪質改善の効果はその日だけ!?髪質改善の効果を長持ちさせるコツとは

“美容室で髪質改善をしたら、次の日にはすぐに元通りになってしまった”
楽しみにしていた髪質改善。
なのに効果はその日だけしか感じられず、すぐいつも通りの髪質に戻っていたらがっかりしますよね。
そもそも髪質改善はその日だけしか効果がないのでしょうか。
実は、髪質改善のメニューがあなたの髪質に合っていないと、逆に傷みを広げてしまい、その日だけしか効果がなかったように感じてしまうのです。
また、他にも髪質改善が失敗する要因はいくつかあります。
今回は、髪質改善の効果がその日だけしか感じなかった原因や対処法、さらに、効果を長持ちさせるためのコツをたっぷりご紹介しちゃいます!
これから髪質改善を受ける予定の方も、知っておくとタメになるので、確認してみてくださいね。
Contents
髪質改善をしたその日だけしか効果を感じない原因
髪質改善の効果がすぐに落ちるのには、3つの原因が考えられます。
- 髪質改善の内容が髪に合っていなかった
- 美容師の技術不足
- 髪の傷みがもともと大きい
まずは、あなたが効果がないと感じた理由がどのケースなのか、詳しく見てみましょう。
髪質改善の内容が髪に合っていなかった
髪質改善のメニューの内容は、美容室によって様々なんです。
なぜなら、髪質改善とは必ずこのケアをしなければならない、という決まりがないから。
しかし、一般的に美容室では以下の4つのうちどれかを髪質改善としているところが多いです。
- トリートメント
- 縮毛矯正
- 酸熱トリートメント
- ヘアエステ
これらには、髪質によって向き・不向きがあります。
自分の髪質と改善したい髪悩みが一致していないと、逆にダメージを受けて効果を感じないことも。
下の表を参考に、あなたに向いているケアを見つけてくださいね!
トリートメント
向いている人 | 向いていない人 |
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縮毛矯正
向いている人 | 向いていない人 |
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酸熱トリートメント
向いている人 | 向いていない人 |
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ヘアエステ
向いている人 | 向いていない人 |
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美容師の技術不足
髪質改善は、高度な技術力を要するもの。
だからこそ技術不足や知識不足の美容師さんでは失敗に繋がるケースもあるんです。
中でも薬剤やヘアアイロンを用いる施術の場合、その差が著しくあらわれます。
例えば、酸熱トリートメント。
ダメージでアルカリ性に傾いてしまった髪の毛を、薬剤で本来の弱酸性に戻します。
この時、薬剤の量や置く時間を少しでも間違えると、弱酸性を通り越して酸性になってしまうんです。
その結果、髪はパサつき、まとまらなくなってしまいます。
また、仕上げにヘアアイロンの熱で、髪内部に入れた成分を結合させます。
その際、ヘアアイロンの熱は180℃〜200℃でなければなりません。
温度が低過ぎたり高過ぎたりすると、うまく結合できず、髪の傷みだけが残って失敗してしまうんです。
髪の傷みがもともと大きい
髪の毛は一度ダメージを受けてしまうと元には戻りません。
髪質改善を、髪の傷みがひどい部分を元の傷んでない髪に戻してくれるものと勘違いされる方が多いです。
しかし、カラーやパーマで受けたダメージ毛に髪質改善しても、手触りや見た目はキレイに整えられますが、髪そのものは変えられないのです。
もし傷んでいる髪に髪質改善と謳った縮毛矯正をかけてしまうと、根元の健康な髪はキレイにかかりますが、傷んでいる部分は切れ毛やチリチリに焦げる原因に。
すでに傷みがあるなら、無理に髪質改善をせず、美容師さんと相談してケアを決めましょう。
髪質改善で失敗した場合の対処は?
髪質改善が思うように掛からなくても、すぐに諦めないでください!
今やほとんどの美容室が設けている、ケアの後にやり直しができる保証制度。
また、他の美容室での失敗を引き受けてくれるところもあります。
失敗してもすぐに対処すればやり直せる可能性はあるので、対処法を頭に入れておきましょう。
保証期間内に同じ美容室でやり直してもらう
髪質改善を扱っている美容室では、保証期間が設けられていることがあります。
保証期間とは、髪質改善後、◯日以内に効果を感じられなければ無料でやり直しますというもの。
施術自体が髪に合わなかったのか、施術工程での技術に問題があったのかなどをヒアリングし、再度髪に合わせた施術をします。
やり直しを気まずく感じてしまうかもしれません。
しかし、あなたにとっても美容師さんにとっても、原因を追求しなければ、また同じ失敗を繰り返す恐れがあります。
一度髪を扱っている美容師さんであれば原因を追求しやすいので、保証をうまく活用しましょう。
違う美容室で見てもらう
一度行った美容室でのやり直しに抵抗があるなら、別の美容室で施術をしてもらうのも手です。
注意すべきなのは、前回どのようなケアをしたのか、どの部分に不満を感じたのかを明確にすること。
できれば美容室に行く前に、失敗してしまった事情を電話やメッセージで伝えましょう。
そうすれば、美容師さんもどのように改善していくか、事前に案を用意できます。
当日も髪の状態を見てあなたに合った方法を提案してくれるでしょう!
美容室の下調べを徹底する
やり直しにいくにしても、初めていくにしても、美容室は必ず下調べしましょう。
美容室によって得意としている技術が違います。
その美容室が髪質改善を得意としていれば、ホームページやSNSに施術事例が写真と共に掲載されているので、仕上がりも想像しやすいです。
逆に、あまり施術事例が掲載されていない美容室は要注意!
まだ髪質改善の技術を取り扱い始めて時間が経っていなかったり、技術がうまくいかず載せることができなかったりする可能性があります。
また、実際に施術をしてもらった人のレビューは信頼度が深まるので、参考にしてみてくださいね。
髪質改善の効果を長持ちさせるためのホームケア方法
実はホームケアのやり方で、髪質改善の効果をキープできるかどうかが決まります。
また、日頃のケアで髪を傷めないためにも、正しいやり方を身につけましょう!
ブラッシングの力加減
こまめなブラッシングは美髪をキープするために欠かせないポイント。
ブラッシングは髪についたホコリやごみ、抜け毛やフケなどを落とし、髪や頭皮を清潔に保ちます。
しかし、髪の量が多かったり、毛が太かったりすると、力強くブラッシングしがち。
髪や頭皮を傷つけて抜け毛・切れ毛の原因になります。
ブラッシングは髪が絡まないように毛先から徐々に頭部へ移動するように、ゆっくりほぐしていきましょう。
髪質にあったシャンプーを選ぶ
毎日使うシャンプーが髪質に合っていないと、日々の積み重ねで無意識に髪を傷めている可能性も。
自分の髪質をよく分析し、シャンプー選びを慎重に行うことでダメージを抑えることができます。
髪が乾燥している人
高い保湿力を誇るアミノ酸シャンプーにヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分がプラスされているもの
髪が細い人
優しい洗い上がりのアミノ酸洗浄成分と頭皮負担を減らすノンシリコンを組み合わせたもの
髪が太く硬い人
アミノ酸洗浄成分と、髪の保湿・柔軟作用のある植物オイルが合わさったもの
髪にダメージがある人
保湿力のあるアミノ酸シャンプーに加水分解ケラチンなどの毛髪補修成分が配合されているもの
トリートメントは洗い流さないタイプ
洗い流さないタイプのトリートメントには3つの効果があります。
- 髪のダメージ補修
- 保湿
- 刺激から髪を守る
髪は濡れた状態でいると、髪の表面にあるキューティクルが開き、そこから栄養や水分が出てしまいます。
そのまま何もつけずドライヤーで乾かすと、髪が熱で傷んでしまうのです。
洗い流さないトリートメントをつけることで髪を熱から守り、髪同士が擦れることによる刺激も防いでくれるのです。
また、ヘアスタイリングでブローやヘアアイロンをする前につけておくのもまとまりやすくなりますよ!
まとめ
髪質改善でもしその日しか効果を実感できなかったり、失敗したと感じたりしたら、まずは施術してもらった美容室に相談することをおすすめします。
とはいえ、失敗されたから信用できない、いくのが気まずいと感じてしまうのも無理はありません。
そんな方は失敗してそのまま放っておくことが一番髪にも危険なので、信頼できる美容室で見てもらうのもおすすめ。
そして日頃からホームケアを意識し、美容室の情報も前もって調べることで、美容室での髪質改善の効果を十分に発揮できるように心がけましょう!