薄毛になりやすい5つの原因と知っておきたい対策ポイント
女性であれば、いつまでも健康な髪をキープしたい!と思うもの。
でも
「最近、仕事が忙しくなってきてから髪が抜けて薄くなったきがする・・」
「家事や育児も大変でなかなかゆっくりする暇もない・・」
「分け目が目立つようになってきた・・」
こういった悩みを抱える方もいるのではないでしょうか。
今では女性も男性と同じようにバリバリ働くようになり、毎日の積み重なったストレスや不規則な
食生活の乱れによって、この薄毛に悩む30~40代の方が増えているようです。
周囲にはなかなか相談がしにくい薄毛のお悩み。そこで今回は、女性でもありうる薄毛の原因や対策のポイントについて、髪質改善を得意としている福岡市南区のイーズヘアーが詳しくお伝えしていきます。
Contents
1:なぜ薄毛になってしまうのか
実は、女性の薄毛は男性よりも複雑で、原因のなかで多いのが「男性型脱毛症」と言われています。
男性の場合、大半は遺伝的と男性ホルモンの作用によって引き起こされますが、女性の場合、加齢に伴い女性ホルモンの分泌が減少すると、相対的に男性ホルモンの作用が強まることで引き起こされてしまいます。
男性とは異なり、頭頂部を中心とした比較的広い範囲の部分が薄くなるパターンが多いようです。
次に多いのが「慢性休止期脱毛症」。男性ホルモンとは無関係で、上記のような特徴的なパターンはなく、頭部全体に薄毛が進行してしまいます。
2:ヘアサイクルも薄毛に関係がある
発毛と脱毛には3つの機関
- 「成長期」
- 「後退期」
- 「休止期」
のサイクルがあり、これを繰り返すことによって新しい髪が生え替るわけですが、
薄毛にもこのサイクルに関係があるため、それぞれ見ていきましょう。
頭髪が成長を続ける期間。
通常は3~7年で健康な状態は5年以上伸び続け、髪全体の90%が成長期にあたります。
「男性型脱毛症」では男性ホルモンの作用によってヘアサイクルが回るたび、ここの成長期の期間がどんどん短くなり髪の毛がうぶ毛になることによって薄毛が進行してしまいますが、女性の場合、加齢に伴って女性ホルモンが低下していくと同じようなことが起こりやすくなります。
「後退期」
頭髪の細胞分裂が急速に衰える時期。
髪の成長に関わる毛球部が徐々に退縮していきます。
「休止期」
後退期を経て髪の成長が完全にストップしてしまい、自然と髪の毛が抜けてしまいます。
通常休止期は3か月程度で、その後次の成長期を迎え新しい髪に生え替わりますが「慢性休止期脱毛症」はこの休止期の期間が長くなることで、髪が抜けたあとに新しい髪の毛がなかなか生えてこず、毛髪の本数が減ってしまうことによって、薄毛の進行が引き起こされてしまいます。
3:女性の薄毛の兆候と原因
薄毛=脱毛症とイメージされる方もいらっしゃると思いますが、女性の場合全体的に髪が減っていくことが多いようです。薄毛になる兆候として髪や頭皮にこんな症状が見られるかチェックしてみると良いでしょう。
- 髪が細くなる
ストレスや健康状態が悪くなり、全体の髪の毛細くなります。 - 頭皮が硬い
血行が悪い状態が続くと頭皮が硬くなります。髪にハリ・コシがなくなり、抜け毛の原因にも。 - 頭皮が赤い
頭皮が赤くなっている場合は、炎症を起こしている可能性があり、薄毛の原因になりやすい。 - フケ
フケは頭皮のトラブルを表します。カサカサする、ベタベタしているなど。 - 頭皮のベタつき
頭皮がベタついて脂っぽいときは、頭皮の毛穴を塞いでしまいます。
次に、女性が薄毛になる原因として挙げられるものが主に5つあります。
- 女性ホルモンの減少
- ストレス
- 生活習慣
- 頭皮へのダメージ
- 間違ったヘアケア
あなたにも当てはまるところがあるはずですので、こちらもひとつづつ見ていきましょう。
3.1:女性ホルモンの減少
生活習慣やストレスとも関係性はありますが、ここでの最も大きな要因は、加齢による女性ホルモン分泌量の減少です。女性には、女性ホルモンと微量ながら男性ホルモンも分泌しています。
20代後半~30代くらいからを境に、女性ホルモンの量が減少していきます。この女性ホルモンには髪の毛のサイクルを整える、髪の毛の健康を保つ、といった働きがありますので、減少してしまうと髪が細くなったり、抜けたりすることもあります。
3.2:ストレス
ストレスを感じてない人はまずいません。
大きい、小さいに関わらずストレスは誰もが感じています。
頭皮の血行不良も、ストレスの一部と言われるくらいです。
血行が悪くなると、頭皮に十分な栄養が行き届かない為、直接的な薄毛の原因になってしまいます。
3.3:生活習慣
生活習慣の乱れは薄毛の原因です。
「少しくらい不規則な生活しても自分の身体は大丈夫でしょ!」と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかし、
乱れた生活習慣がいつまでも続くと、あなたの気づかないところで必ず疲れが溜まっているはず。
そして、「あーもう限界!!」と身体からのサインとして症状があらわれることがあるんです。
慢性的な睡眠不足や、偏った食生活をしていると、体に必要な栄養やエネルギーが足りなくなってしまいます。
結果、栄養やエネルギーなどは、身体にとって必要な場所から消費されていきますので、髪への栄養が後回しになり、体の不調が抜け毛=薄毛として現れます。
このように、食生活・睡眠など生活習慣が正しく送れていないかも。という人は、この生活習慣の乱れで薄毛の原因になっている可能性は高いです。
3.4:頭皮へのダメージ
頭皮へのダメージがどんどん蓄積されていくと、健康な髪の毛を成長させる妨げにもなります。
カラーやパーマを頻繁に繰り返しされている方には注意が必要かもしれません。
上記でも説明した兆候にも挙げたように、頭皮に湿疹が出来る・赤くなる・フケなどが出てくる方は、頭皮にダメージが蓄積されています。1度チェックしてみるのもいいでしょう。
また、美容師の私が言うのも変ですが、頭皮を休ませてあげるためにも、パーマやカラーを頻繁にされる方は少しお休みしてあげるのも方法です。
そのほかにもスカルプケア用のシャンプーや育毛剤を使用し、ご自身の頭皮環境を改善してあげるのもおススメですよ。
3.5:間違ったヘアケア
ここでは頭皮のケアという観点からお話ししていきます。
まず気にしていただきたいのがシャンプーとトリートメント。
・シャンプーに求める条件としては
「その日の汚れを落としてくれるもの」
市販のシャンプーには手触りを良くしてくれるためのコーティング剤が多く含まれているモノも多くあります。
でも、そもそもシャンプーの役割というのは「汚れを落とす」ものですので、コーティング剤が多く含まれていると頭皮への刺激も強く影響が出てきます。
皮脂を落としすぎてしまう成分が市販のものには入ってる商品も多いのも現状で、この皮脂を落としすぎると、かえって皮脂を出そうとしてしまい毛穴を詰める原因にもなるので注意が必要です。
後に関連記事でもご紹介していますが、出来るだけ髪と頭皮に優しいシャンプーを使用してあげるのが効果的です。
・トリートメントに求める条件としては
「シャンプーでも落とせるモノ、かつ髪を薄くコーティングしてくれる」
ん?どうゆうこと?と思いがちですが、シャンプーには「落とす」役割がありますがそれだけだと「見た目」・「手触り」で劣ります。
これをトリートメントで補ってくれるのですが、コーティング力が強すぎるとかえって頭皮に影響を及ぼします。
コーティングが強い=髪の毛・頭皮がベタっとなってしまう。根元からのボリュームが出なくなってしまう。髪の毛がなかなか乾かず、乾いても濡れている感覚がある・ベタっとしている。頭を左右に振ってみても、あまり髪の毛が揺れない。香料が強く常に髪に残る。など
こういった症状があれば使用されるシャンプー・トリートメントのモノ自体を変えてみるのも一つの方法です。
4:薄毛の対策ポイント
さて、これまで女性の薄毛の原因や兆候についてお伝えしてきました。
あなたにも当てはまるものがあったのではないでしょうか。
ここでは薄毛の原因についての対策ポイントをいくつかご紹介いたします。
あなたの出来る範囲から始めて、できるかぎりの対策をすることできっと薄毛を改善することが出来るでしょう。
4.1:リラックスして睡眠をしっかりとる
睡眠には量と質があります。
まず、睡眠の量には個人差がありますが、7~8時間は睡眠をとるようにしましょう。
睡眠時間が少ないと1日の疲れを摂ることが出来ないので、次の日に持ち越してしまい
慢性的に疲れが溜まっていくと、あなたの体力が底を尽いてしまいます。
健康的な毎日を送るためにも睡眠時間を大切にしましょう。
もう一つは睡眠の質です。
睡眠は寝る前の行動で決まります。
こんなことありませんか?
寝る前にスマホをみていたり、寝る直前に食事をしていたり・・
この行動を取っていると睡眠の質が極端に落ちてしまいます。
寝る1時間前位からはスマホを見ない。寝る3時間前には食事を済ませておくと質の高い睡眠をとるのに効果的です。
4.2:バランスのとれた食事
髪の毛に必要な栄養は食べ物から直接補給できます。
そのため、乱れた食生活を送っていると必要な栄養が不足し、薄毛になってしまいます。
髪の毛は
- タンパク質
- ミネラル(亜鉛)
- ビタミン
を主にできています。
こちらは下の関連記事でも紹介していますので是非参考にされてください。
ミネラルやビタミンは意識しないとなかなか不足しがちな栄養。ですが、意外とめんどいし、お金もかかってしまいます。ですので、栄養を補うためにサプリメントを検討してみるのもいいかもしれませんね。
4.3:適度な運動をする
適度に運動をし、血行を良くすることで抜け毛予防でき、薄毛の対策にもなります。とは言ってもジムに通ってまで本格的に運動する必要はありません。
お風呂上りにストレッチをしたり、天気がいい日に30分~1時間ほど散歩するなど、リラックスしながら軽く汗が出る程度でもいいでしょう。
習慣づけれる運動を続けることによって、きっと血行も良くなり、改善効果も期待できます。
4.4:過度な飲酒や喫煙
過度な飲酒や喫煙も薄毛の原因の一つです。
アルコールは飲みすぎてしまうと、毒性の物質が発生し、分解の役目をする肝臓ですべてを分解できなくなってしまいます。そうすると分解できずに残った毒素が全身にめぐり、髪の細胞にダメージをもたらして薄毛の原因を作ってしまいます。
たばこも同じように有害物質が血液に乗って全身をめぐり、髪を育てる働きを邪魔します。また血管の動きも鈍くなって血流が悪くなります。そこから毛根にダメージを与えてしまうことが影響として出ますので、アルコール・喫煙の量を減らす。または禁酒・禁煙をすることも効果的です。
4.5:カラーやパーマを控える
先ほど少しお伝えしたように、美容師の自分が言うのもどうかとは思いますが、薄毛に悩んでいる女性にとっては出来るだけ控えていただきたいです。と言うのも、回数を重ねていくと少なからず頭皮と髪に負担がかかってしまいます。
ヘアスタイルをキープするためには欠かせない2つですが、両方とも頻繁に続けるのは頭皮に良くはないのであまりおすすめは出来ません・・
当店では施術の際にパーマやカラーの負担になるモノを出来る限り排除して、その後に影響が出ないようにさせていただいていますが、されていない美容室もあるようですので、少し間隔をあけるなどして髪や頭皮をお休みさせてあげることも大切です。
まとめ
いかがでしたか?今回は薄毛になる原因とその対策のポイントについてお話させていただきました。
女性の薄毛は困ったことです。ですから今回の内容を参考にしていただき、まずはご自宅でのケアを行っていただきたいと思います。
それでもなかなか思うようにならない場合は、お近くの美容室へ相談していただきたいです。